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TGR2024、2024/12/5に表彰式が終了した。
TGR2023の観劇雑感を書き終えていないが、並行して書いていきたい。
TGR2024は、トランク機械シアター「ねじまきロボットα(アルファ)〜こども王国の秘宝〜」から書いてみたい。
〜〜 フライヤーより 〜〜
天才発明家“ノーブル”は、誰でもこどもに戻すことができる機械“こどもライト”を発明しました。
ノーブルは言いました。“これで世界を平和にできる”
彼はこども王国を作りましたが、“こどもライト”の取り合いが!
え!?スーツ大臣!君に“こどもライト”は渡さない!
ちょっと!つぎはぎ、だめだよ!これはあそびじゃないんだよ!
トランク機械シアターの人形(ほぼ)総出演!
世界を平和にするために、アルファーたちが考えた結末とは!?
それでも!ぼくの夢は、世界中のみんなと、おともだちになること!
【出演】縣 梨恵、石鉢もも子(ウェイビジョン)、後藤カツキ、さとうともこ、恒本礼透・寺本彩乃(CAPSULE)、原田充子、三島祐樹、森高麻由、よっしー
【作・演出】立川圭吾 【演出助手】笹浪和澄 【小道具】縣梨恵 【照明】立川圭吾 【音楽制作】三島祐樹@らば 【音響】橋本一生 【人形デザイン・チラシイラスト】チュウゲン 【人形制作】後藤カツキ・さとうともこ 【チラシデザイン】飛世早哉香(OrgofA/in the Box) 【企画・制作】一般社団法人トランク機械シアター (※一部省略しました)
〜〜 雑感 〜〜
●あ、立川佳吾くん(・・・さん、ですね)。
2023TGR対象エントリー作品の雑感で書いたが、本人とは縁がないものの周囲とは縁がある立川圭吾さん。やっぱりいろいろお話聞いてみたいなぁ。でも、正体不明の僕に「あの〜」と話しかけられても、困るだろうな(笑) ・・・今年も話しかけられなかった11月(笑)。
※ちなみに、TGR2024表彰式で少しお話できました。うれしかったぁ〜緊張したぁ〜!そしてアルファと握手できた!これもうれしかった♪
●緞帳、中割幕、花道を使いこなすトランク機械シアター
緞帳や中割幕を使うか使わないかで、演出は変わる。役者の導線も違う。そこに花道があるわけだから、どう使おうかを色々と考えることになる・・・かもしれない。
札幌の小劇場は、緞帳がない。袖のスペースも十分な広さとは言えない。下北沢のいくつかの小劇場での観劇の印象も同様である。こうした小劇場の場合、デハケやカミシモの役者の移動、小道具などの配置に何らかの制約がある。演出や舞台監督はなかなか苦労する。
劇場が変わると舞台の使い方が変わるので、なんとなくの印象ではあるが、劇団はそれぞれホームとしている劇場があるように思う。やまびこ座をホームとしているであろうトランク機械シアターは、やはり緞帳や中割幕、花道の使い方が上手いなあ、と率直に思った。これは、「使わない」という選択を含めてである。
ふと考えたのだか、「使わない」上手さはやまびこ座の舞台の作りよりも大きな劇場でこそ生かされるものかもしれない。小劇場は、使うも使わないも選択肢が少なめとなるため、「削ぎ落す」作業までは要しない場合が多いのではないだろうか。もちろん、フォーカスをどこにどのように動かすのかを考えながら、役者の動きや照明や音響の構成を作り上げていく苦労はどのステージでも同じであり、「使う」「使わない」といったことを単純に比較はできないが。
少なくとも、舞台の使い道が数多くなればなるほど、ステージは大きくなればなるほど、フォーカスのサイズや動かし方、お客様の視界を意識して舞台の使い方を考えることが必要になるだろう。逆に言うと、フォーカスの作り方やコントロールが上手いと、どんなスペースでも対応可能、ということになる。
トランクの皆さんは、各地で公演を行う中で、舞台空間を使う技術を、演出も演者も磨いてきたように改めて感じた。
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